知らない場所へ行くとき、地図を見ても向きが分からなければ、どちらへ進むか決められません。そこで役立つのが方角です。北・南・東・西という四つの方角を使うと、場所や進む向きをだれにでも伝えやすくなります。この記事では、地図の上と実際の景色を結びつける考え方、反対の方角、東西を見分けるヒントを説明します。ゲームで船の進路を選ぶ前にも読める、方角そのものの入門です。
対象: 小学3〜4年生 / 学び: 社会・方角と地図の見方
四つの方角と地図の約束
北・南・東・西をまとめて四方位といいます。方位とは、ある場所から見た向きのことです。多くの地図では、紙や画面の上が北、下が南、右が東、左が西になるように描かれます。これは地図を読む人どうしが同じ向きを思いうかべるための約束です。ただし、すべての案内図が必ず上を北にしているわけではありません。駅や建物の案内図では、目の前の向きに合わせて描くこともあります。そのため、地図にある方位記号や『北』を示す矢印を最初に探すことが大切です。ゲームの海図も北の向きが変わります。赤い北の矢印を見つけ、そこから時計回りに北・東・南・西とたどりましょう。
反対の方角から考えてみよう
北と南、東と西は、それぞれ反対の方角です。北を向いて立ったとき、背中側が南、右手側が東、左手側が西になります。東西南北を一度に暗記しにくいときは、まず一つの基準を決め、反対と左右を使って考えると整理できます。コンパスは方角を調べる道具で、針の一方が北を示します。太陽はおおよそ東の空から出て西の空へ沈むので、朝夕の向きを考える手がかりにもなります。ただし、太陽が出る場所や沈む場所は季節によって少し変わるため、いつも真東・真西になるとは限りません。
地図と今いる場所をつなげるこつ
地図を使って歩くときは、まず今いる場所を見つけ、次に地図の北と実際の北をそろえます。これを地図の向きを合わせるといいます。紙を回すと紙の上や右に見える方角は変わりますが、学校の東に公園があるという場所どうしの関係は変わりません。体を回す場合も同じです。北を向くと右手が東ですが、南を向くと左手が東になります。また、家から東へ進んで公園に着いたなら、公園から家に帰る向きは西です。出発点と目的地を入れ替えると、見る方角が反対になります。自分の右左、紙の上下、実際の東西南北を分けて考え、今は何を基準にしているのか確かめましょう。
ゲームの航海で使う考え方
ゲームの海図問題では、赤い北の矢印の向きが変わります。北から時計回りに北・東・南・西とたどり、お題の方角が画面のどちらにあるかを答えます。ほかに太陽がのぼる朝やしずむ夕方を手がかりにした問題、反対の方角、体を向けたときの右手と左手、家と公園から互いを見る向きの問題も出ます。これらは北・東・南・西の言葉で答えます。船は正解すると左から右へ進みますが、これは宝島までの正解数を示す演出で、実際の方角ではありません。回答後には理由が表示され、時間も止まるので、基準にした方角と答えの関係を声に出して確かめてから次へ進みましょう。
身近な例で考えてみよう
- 学校の正門を基準にして『図書館は学校の北側』『公園は東側』のように、近くの建物の位置を方角で表してみる。
- 朝に太陽が見えるおおよその向きを東、夕方に沈むおおよその向きを西として、家の窓がどちら向きか家族と確かめる。
- 遠足の地図で北を示す矢印を探し、目的地が現在地の上・下・右・左のどこにあるかを方角の言葉へ置き換える。
- 天気予報の『北からの風』という表現を見て、北の方から自分のいる場所へ吹いてくる風だと考える。
よくある間違いと覚え方
- 『東はいつも自分の右』と思う間違い。東が右になるのは北を向いているときです。体の向きが変わっても地図の方角は変わらない、と分けて考えましょう。
- 案内図は必ず上が北だと決めつける間違い。駅や店の地図では上が入口方向の場合もあるので、北を示す矢印や方位記号を先に探します。
- 太陽は一年中まったく同じ場所から出ると思う間違い。日の出はおおよそ東ですが季節で位置が動くため、正確な方角はコンパスや地図で確かめます。
- 『北風』を北へ吹く風だと思う間違い。風の名前は吹いてくる側で表すため、北風は北から南の方へ向かって吹く風です。
保護者の方へ
お子さまと実際の地図を見るときは、最初に北の印を一緒に探し、『北の反対は?』『東の反対は?』と位置関係を言葉にしてみてください。散歩では安全な場所で立ち止まり、現在地から学校や公園がどの方角にあるか予想してから地図で確認すると、画面上の記号と実際の空間がつながります。東西を間違えてもすぐ答えを教えず、まず北を指してから左右を考える声かけが役立ちます。
ミニ問題
問題1: 上が北の地図で、北の反対にある方角は何ですか?
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南
北と南は反対どうしです。地図の上が北なら下が南になり、上下を一組として覚えると迷いにくくなります。
問題2: 北を向いて立っています。右手側は東と西のどちらですか?
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東
北を正面にしたとき、右が東、左が西です。向きを変えて立つと体の右左は変わるので、まず北を確かめます。
問題3: 地図の右に公園があります。地図の上が北なら、公園は現在地のどの方角ですか?
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東
上が北という地図の約束では、右が東、左が西です。現在地から右にある公園は東側にあると表せます。
問題4: 駅の案内図を見るとき、最初に確かめたい記号は何ですか?
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北を示す矢印や方位記号
案内図は上が北とは限りません。北の印を先に見つければ、ほかの三つの方角も正しく決められます。
問題5: 海図の北が右を向いています。この海図の東は画面のどちらですか?
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下
北から時計回りにひとつ進むと東です。北が画面の右なら東は下にきます。地図の上がいつも北とは限らないことを確かめましょう。
ゲームで確かめてみよう
ここまでの内容を、実際に「ぐるぐる!方角トレジャー」を操作しながら確かめてみましょう。
