作戦とは、目標に向かって何をどんな順番でするかを考えることです。たとえば、遠足のおやつを選ぶときも、値段や持てる量を見て決めます。強そうなものを一つ選ぶだけでなく、いくつかの条件を比べることが大切です。『戦国!はたじるし大作戦』では、相手との相性、場所、使える兵糧の数を見て作戦を立てます。ここでは歴史の合戦の説明ではなく、表を読んで予想し、結果を比べる考え方を学びましょう。
対象: 小学3〜6年生(思考・数の活用) / 学び: 算数の活用・条件比較と計画
相性は一列の順位とはちがう
じゃんけんでは、グーはチョキに勝ち、チョキはパーに勝ち、パーはグーに勝ちます。これを見て、グーがいつでも一番強いとはいえません。相手によって結果が変わるからです。このような関係は、三つの名前を丸くならべ、勝てる相手へ矢印を引くと見やすくなります。表にするなら、たてに自分、横に相手の名前を書き、交わる場所に勝ち・負け・引き分けを入れます。ゲームの槍・騎馬・弓も同じ形の関係です。まず相手を見つけ、次にその相手へ矢印が向いている兵種を探しましょう。この相性はゲームの約束で、本当の戦場の強さを決める表ではありません。
限られた数は、使う前に分けて考える
手元に十二枚の工作用紙があり、看板に四枚、かざりに二枚使うとします。残りは十二から四と二を引いて六枚です。最初に全部をかざりに使ってしまうと、あとで看板を作れません。今必要な数と、あとで必要になりそうな数を分けて考えると、選びやすくなります。ゲームの兵糧も同じです。訓練には四、立て直すには二を使います。十あるときに訓練をすると六が残り、立て直すを三回選べる計算です。ただし、毎回回復する必要があるとは限りません。使える回数を先に知り、実際に使うかは部隊の体力を見て決めましょう。数を計算することと、使いどころを考えることを組み合わせるのが計画です。
一つずつ変えると理由を見つけやすい
紙飛行機を遠くへ飛ばしたいとき、羽の形と紙の種類と投げ方を全部変えると、どれが役立ったのか分かりにくくなります。まず同じ紙と投げ方で、羽の形だけを変えて比べると、理由を探しやすくなります。ゲームでも、一度負けたら同じ城で一つの道の兵種を変え、結果を見てみましょう。次は配置をそのままにして、攻めるをまもるに変えて比べる方法もあります。予想したこと、変えたこと、結果の三つを短く書くと発見が残ります。ただし、一つの道でうまくいった方法が別の道でも成功するとは限りません。敵の兵種や地形が変わったら、条件を読み直して新しい予想を立てましょう。
身近な例で考えてみよう
- 係決め:絵が得意な人、話すのが得意な人、整理が得意な人がいます。いつも同じ人を選ぶのではなく、仕事に合う得意を見つけます。
- おやつ選び:使える金額から、先に買いたいものの値段を引きます。残りで何を買えるかを考えると、途中で足りなくなるのを防ぎやすくなります。
- 宿題の計画:使える時間を三十分と決め、計算に十分、音読に五分使うなら十五分残ります。時間を数として分け、残りを見て次の作業を選べます。
よくある間違いと覚え方
- 一度勝った兵種をいつでも使う:相性は相手によって変わります。次の道の敵を見て、矢印の向きをもう一度確かめましょう。
- 残りの数を見ずに使う:訓練を押す前に兵糧から四を引き、回復に使う二が残るか考えましょう。足りないなら今の訓練を見送る選択もあります。
- 失敗した理由を一つに決めつける:兵種だけでなく地形や体力も関係します。条件を書き出し、一つずつ変えると比べやすくなります。
保護者の方へ
正解の配置をすぐに教えるより、『相手は何かな』『あといくつ残るかな』『さっきと何を変えたかな』と声をかけてみてください。予想と結果を短くメモすると、勝敗だけでなく考え方を振り返れます。武将名は歴史への入口になりますが、能力、城、相性は創作です。歴史の事実を学ぶ際は別の資料と区別して確認してください。
ミニ問題
問題1: 槍は騎馬、騎馬は弓、弓は槍に強いルールです。相手が槍なら何を選びますか?
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弓を選びます。
相手の槍に向かって矢印が出ているのは弓です。槍から出る矢印を読んでしまうと逆になります。自分と相手の位置を先に確かめましょう。
問題2: 兵糧が十あります。訓練に四使ったあと、二ずつ使う回復は最大何回できますか?
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三回できます。
十から四を引くと六が残ります。六を二ずつに分けると三組になるので三回です。これは使える回数で、必ず三回使うという意味ではありません。
問題3: 配置の工夫が役立ったか比べたいとき、作戦ボタンも全部変えると分かりやすいですか?
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分かりにくくなります。まず配置だけを変えます。
いくつもの条件を同時に変えると、どの変化が結果につながったのか分けにくくなります。同じ城と作戦で配置だけを変えると、比較しやすくなります。
ゲームで確かめてみよう
ここまでの内容を、実際に「戦国!はたじるし大作戦」を操作しながら確かめてみましょう。
